秋の気配と長い夜

dog sit down on the mountain

photo by Patrick Hendry

 

勉強と並行しながら新しいライフワークのような仕事をはじめている。

そして、もう少しでこの場所から引っ越しを余儀なくされる。

引っ越し先もざっくりとは決まっているけれど、ざっくりとしか決まっていない。

19歳の時、親に相談せずワーキングホリデーのビザを取り「イギリス行ってくるわ」と言った時の彼らの慌てぶりが思い出される。そもそも私が高校卒業したあとイギリスに行くためにパチンコ屋で働いてお金を貯めている、ということを彼らは知っていたはずなのに、結構な勢いで制止された。

もちろんそれでも私は行ったし(渡英後3か月は英会話学校に通ってホームステイするという約束をさせられたのでそれはした)、今はその頃とは違い、もういい加減いい大人だ。

まぁ、だいぶ頼りない、1人じゃ生きていけないっぽいように思われている(思っているのは親だけだと思うけれど)私なので、とやかく言われるのは仕方のないことなのだろう。

大丈夫。私も私のこと、全然不安でしかないから。

でも、新しい扉を開け続けようって決めたから怖いのはしょうがないのだ。

それに、私は今まで住みたい所って特に無かった。あ、でも、イギリスは住みたかったかな。そう、その時と近い気持ちなのかも。住みたい所があるって、なんて幸せなんだろう。もしかして住んでみて「だめだー」と思うかもしれないけれど、だったら住んでみて「だめだー」とちゃんと思いたい。

20代の私だったなら、ガンガン突き進んでただろうにな。なんかブレーキかけてる。私らしくない。ので、もう一度ブレーキぶち壊してみようと思う。

 

 


 

 

 

秋の夜長とはよく言ったもので、昔からこの季節が大好きである。

と言っても、まぁまぁどの季節にも感じられる美しさはあるものだから、結局私は一年中楽しんでもいる。

しかし、秋は夜更かしについて「正当な」空気がある。

夏の夜更かしは「タブーを破る」という危険な感じ。例えば親の目を盗んで、抜け出して、ちょっと悪い子達と遊んだり(しかし私は高校が全寮制だったので、親の目を盗む必要は無かったが)。

それに比べて、秋は小難しい本が読みたいし、編み物したいし、暗ーい映画が見たいし。

クロスワードパズルを解きたいし、占いをしたいし、ホットミルクティーを飲みたい。

健全だ。頭良くなりそう。

このところは勉強もしちゃってる。もう少し涼しくなるといいのに。

 

そんな夜長にこのところ考えていることは、行先を決めてしまったことについて。

ついさっきもインスタで「未婚バリキャリ女子」のことが書いてあって、現在未婚でバリキャリの女の人は、「昔遠距離恋愛をしていて、そろそろ結婚かなぁと思ったけれど、自分の仕事が楽しすぎて、向こうに行く気がなかった」のような人が少なくないと書いてあった。

私は全然バリでもないしキャリもないけれど、自分のしたいこと、それは時々仕事でもあり趣味であるのだけれど…なるほどなーと思った。

今、普通に考えて行くべきは彼氏の近くのような気がするのだけど、私はそれをしないで、全然別の、相当遠いところに行こうとしているから。

もちろん一度は彼氏の近くに行くべきとも感じていた。だから、そういう話もしてみた。でも、どうしてもそうできなかった。

誰かのためとか、何かのためにということには一切囚われず、また、無条件に与えられていた場所でもない。「ここに住むんだー!」という気持ちが、びっくりするほどずっと衰えないのである。

だから行くの私は、私の人生だもの、私の本能に従って、行きたいところに行き、住みたい所に住むのだ!

 

でもそれをしたら、結婚とか、子供はどうだろうね? とは思っている。

かといってその辺りの話は、私が彼氏の近くに住んだとしても、達成されるかどうかは全然分からないということ。しかも、私は彼氏に出会う前からその行き先を決めていたし、彼氏はそれを知ってこういう関係になることを望んだのだから、私が合わせる義理はない、のかもしれないということ。

とんでもない自己中と思われるかもしれない。もちろん彼氏の側に行くのは次点で、アリだ。でも、やっぱり次点なのだ。

私が行き先を決めていなかったのなら、絶対に行っていたのは確実だから許しておくれ彼氏よ。

 

ああ、以前の私なら、もしかして彼氏の近くに住んだかもしれない。それを愛と信じていたかもしれない。

でも今は違う。

私は彼氏と付き合う前に約束をしてもらった。

「もし、自分のやりたいことがあって、それをすることで私があなたを嫌いになったとしても、あなたは自分のやりたいことをしてね」と。

彼氏は「分かってる」と言ってくれた。

私にとって自由はとても大切なものだ。そして彼氏に約束してもらったということは、つまり私もそうするということだ。

 

私は、相手をコントロールする愛を、もう信じていない。

コントロールされている姿を見せることで愛を表明するということも信じていない。

そんなのは愛じゃないと思うから。

 

例えば逆の立場になったとしたのなら、私は容赦なく彼氏に自分の道を行って欲しいと思っている。

自分を今まで生きにくくしていた愛のからくりを知った今は、例え「自分勝手」と言われても、そうすることでしか昇華されない心があると、理解してしまったのだから。

 

 


 

 

 

さっき気が付いたのだけど、1日を4等分したら、6時(日の出)から12時までが春、12時から18時が夏、18時から24時が秋、24時から翌日6時が冬、みたいな感じになるなって気が付いた。

だから夏の夜更かしはルールを破る、で、秋の夜更かしは正当なのか。なるほど。

 

ところで今日はサバトです。

今回のサバトはメイボン、秋分です。

今日は私の感覚が故障している1日でして、やる気が戻ってきたのは夕方になってからでした。もう明日にするか…と思いつつも、夕方になっていきなり覚醒して仕事もあるのにぶどうとリンゴとワインを手に入れるためにスーパーに走り、そして今、キャンドルに火がともされております。

このサバト―魔女の儀式―をするようになって2回目ですが、季節の区切り方がとても素敵だなと思いました。28日ごとも良いのですが、それだとちょっと慌ただしいのです。

サバトは約45日ごと(365÷8)。このリズムがとても心地良い。

ちなみに、次のサバトは10/31、サウェインという名前が付いていますが、かの有名なハロウィンの日です。

ハロウィンは魔女にとって大晦日のような日だそうです。今年の私はちょうどそのあたりにばたばたする予定なので、サバトはできないかもしれませんが、自分の再出発の気持ちを込めて、何か小さいことでも取り入れてみようと思います。

あと、今日は自転車で気ままに走っていたところ、神社を見つけ、お参りをしてきました。

とっても素晴らしい木があって(instagramにあげました)、心地よい風もふいてました。

魔女だの神社だの節操がないような感じもしますが、多分私は「自然崇拝」なら、理は繋がっているので納得してしまい、自然と敬愛する気持ちになってしまうようです。

 

ジュースのようなワインを飲みながら、今日はこのあたりで。

 

 

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